恋愛婚活プロデューサー山岸直伝!vol.14 第14回:「安心できる関係を築くために必要な“自己開示”のコツ」  

「自己開示って大切と聞くけれど、どうすれば自然にできるの?」
「そもそも、何をどこまで話していいかわからない…」
「自分のことを話すのが苦手。相手にどう思われるか不安」

そんなふうに思う方はとても多いです。
特に、真面目で奥手な方、恋愛経験が少ない方は、「話すことそのもの」への不安と、「伝えた後の反応」への不安のダブルパンチで、自己開示がハードルの高いものになってしまいます。

でも、安心してください。
自己開示は、無理に「すべてを話すこと」ではなく、**“適度な距離感で心を開いていくこと”**なんです。

今回は、内向的で言葉にするのが苦手な方でも実践しやすい、自己開示のコツと考え方を、心理学の視点からお届けします。


◆ 自己開示とは「心の扉を少し開けること」

恋愛や婚活において、“安心できる関係”を築くためには、互いの内面を少しずつ知り合っていくことが欠かせません。
これを心理学では「相互自己開示」と言います。

自己開示とは、

  • 自分の気持ち
  • 考えていること
  • 経験や価値観

を、少しずつ相手に伝えること。

いきなり重い話をする必要はありません。
むしろ、軽くて日常的な話題から始めることが、良好な関係をつくる第一歩なのです。


◆ なぜ自己開示は必要なのか?

実は、人間関係には「返報性の原理」という法則があり、

相手が心を開いてくれたとき、自分も自然と心を開きやすくなる

という特徴があります。

つまり、あなたが少しでも「自分のこと」を話すと、相手も安心して自己開示しやすくなり、関係が自然と深まっていくのです。

逆に、ずっと無表情・無反応・無言だと、相手も「何を考えているのかわからない…」と感じ、距離を詰めづらくなってしまいます。


◆ 自己開示が苦手な人の共通点

次のような方は、自己開示に苦手意識を持ちやすい傾向があります:

  • 過去に否定された経験がある
  • 人前で自分を出すのが恥ずかしい
  • 「弱みを見せる=迷惑かける」と感じてしまう
  • 完璧な自分でいようとする
  •  

でも、恋愛やパートナーシップにおいては、完璧さより“人間らしさ”のほうが魅力的に映ることが多いんです。

ちょっとした弱さや恥ずかしさを見せられる人の方が、「一緒にいて安心できる」と感じられることが多いのです。


◆ 自然な自己開示のコツ【3ステップ】

① 小さな「好み」や「日常」を話す

たとえば:

  • 「最近○○の映画を観ました」
  • 「休日は○○していることが多いです」
  • 「実は辛いものが好きなんです」

このような話題なら、緊張せずに話しやすく、相手も共感しやすくなります。

② 自分の「感情」を言葉にする

たとえば:

  • 「今日話せて嬉しかったです」
  • 「こういう場って少し緊張しますね」
  • 「この前、ちょっと落ち込むことがあって…」

感情を伝えることで、ぐっと“人となり”が伝わりやすくなります。

③ 相手の話に共感+自分のエピソードを添える

相手が話したことに対して、

  • 「それ分かります!私も昔○○で…」
  • 「そういうことってありますよね。私は○○な時がありました」

など、自分の小さな体験を付け足すだけでも立派な自己開示になります。


◆ 自己開示は「焦らなくていい」

自己開示において大切なのは、“段階”です。
いきなり心の深い部分まで見せようとしなくて大丈夫。
まずは、**相手が受け取りやすい“軽い自己開示”**から始めましょう。

また、すぐに相手から反応が返ってこなくても落ち込まないでください。
相手にも「開く準備」が必要なこともあるからです。


◆ 最後に:あなたの気持ちは、少しずつで大丈夫

自己開示は、怖くて、恥ずかしくて、時には勇気がいる行為です。
でもそれは、“相手と心を通わせたい”というあなたの大切な願いの表れでもあります。

言葉にすることが苦手な方こそ、たとえ一言でも、自分の思いを伝えられた時――
その言葉は、きっと相手の心にまっすぐ届きます。

だからこそ、完璧である必要はありません。
あなたのままで、少しずつ心の扉を開けていけば、
“安心できる関係”は、ちゃんとつくれます。

それでも、なかなか上手に「自己開示」が出来ず、異性といい関係性を作れない…

そう悩んでいる方は、無料相談会をご利用下さい。

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